乳幼児突然死症候群(SIDS)って、どんな時に起こるの?

産後の病気の悩み

皆様は、SIDSという病気をご存じですか?あまり聞きなれない言葉ですが、それまで元気だった赤ちゃんが、突然寝ている間になくなってしまう病気です。いったいどうしてこうした病気が起こってしまうのでしょうか?

◆SIDSとは

SIDSとは、「乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)」と言い、それまで元気だった赤ちゃんが、事故や病気で亡くなるのではなく、睡眠中に亡くなってしまう突然死の一つです。

日本での発症頻度 約出生4000人に1人
発症時期 生後2~6ヵ月

そのほとんどが1歳未満の乳児期の赤ちゃんに起こっており、特に、生後2~6ヵ月の赤ちゃんに多いと言われています。近年発症頻度は年々減少傾向にありますが、未だ 原因は解明されておらず、育児環境が原因であることがわかってきました。

◆SIDSの主な原因とは

SIDSの主な原因は、主に下記のような理由が挙げられています。

<主な原因とは>
・70%以上が親の添い寝!
・うつ伏せによる窒息
・毛布や衣類による窒息
・人工栄養

これまではSIDSについてのリスク要因として、毛布や衣類などによる窒息や人工栄養による問題、受動喫煙等による健康阻害による問題もありますが、今その突然死の影響を高めている要因として、「添い寝」による突然死が大きくとりあげられるようになり、特に多いのが、睡眠中の添い寝による腕の重みが、赤ちゃんの胸部を圧迫したり、赤ちゃんの頭部や胸部に肘を振りおろしてしまったりと、就寝中に行われている無意識のうちに行われている行動によるものが、大きくとりあげられています。

赤ちゃんの寝かしつけのために、一緒に添い寝をして、寝かせることも多いかと思います。スキンシップという意味でも一緒に寝ることはすごく大切ですが、こうしたよしと思っていた行動が、知らずのうちに命を奪ってしまっていることもあるということなのです。

◆SIDSの発症率を低くする主な対処法について

今現在、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率を低くする3つの事が分かっています。

<発症率を低くする主な方法とは>
・仰向けに寝かせる
・母乳で育てる
・タバコは禁止
・赤ちゃんを一人にしない
・一緒に寝すぎない

1.あおむけで寝かせる

研究者の調査により、あおむけより、うつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いということがわかっています。 SIDSはあおむけ寝でも起こるので、うつぶせ寝が直接的な原因というわけではありませんが、うつぶせ寝だと睡眠中の覚醒反応(目覚める反応)が遅れることが、最近の研究で示されています。 医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。寝返りが打てるくらいに成長すれば、むしろSIDSは起こりにくくなると考えられています。

2.寝かせる時に注意点とは
・寝具は固いマットを使用し、枕は使わないようにしましょう。
・ かけ布団やタオル、ひもなどが顔にかからないようにしましょう。
・ベッドの回りにはガーゼやビニールなどを置かないようにしましょう。
・ 赤ちゃんを寝かす時はいつも場所や寝具への配慮をしてください。たとえば、日中の短い眠りでもソファなどに寝かせるのはやめましょう。

3.タバコをやめよう

タバコはSIDS発症の大きな危険因子です。 妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。 妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。 これには、身近な人の理解も必要ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

4.赤ちゃんを一人にしないで

よく眠っているからといって、長時間、赤ちゃんを一人にしないようにしましょう。 赤ちゃんを一人にして外出するのはやめましょう。
なるべく赤ちゃんと同じ部屋で寝るようにしましょう。

※なるべく赤ちゃんを一人にしないことや、寝かせ方に対する配慮は、窒息や誤飲、けが、やけど、浴槽に落ちて溺れるなどの事故を未然に防ぐことにもなります。

5.一緒に寝すぎない

添い寝は、スキンシップとしても大切ことですが、誤って腕が乗ってしなう等もSIDSの突然死の原因の一つとなってしまうことを覚えておきましょう。

◆まとめ

乳幼児突然死症候群(SIDS)は自分が予期していない時に赤ちゃんの死が訪れる怖い病気です。自分が注意を払って子育てしている中で起こるものですので、今一度自分の生活を見つめ直し、突然死が起こらないような生活の工夫を考えていきましょう。

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