赤ちゃんのボツボツ「乳児湿疹」?乳児湿疹の見分け方とその対処法とは

産後の病気の悩み

赤ちゃんによくある発疹。赤ちゃんの身体に突然ブツブツができたら、「乳児湿疹」かと不安なる方もおおいのではないでしょうか?でも汗疹かどうかもわからないため、実際にどんな対処をしたらよいかわからない方も多いかと思います。そんな風に感じた経験がある方も少なくないのではないでしょうか?そこで、「乳児湿疹」かどうかその見分け方やその対処法についてご紹介していきましょう。

◆乳児湿疹とは

乳児湿疹とは、新生児期〜乳児期にかけて現れる湿疹の症状全てのことを言い、生後6ヶ月頃までの湿疹は、原因の特定が難しいため、肌トラブルをすべてまとめて「乳児湿疹」と言われています。

カサカサしているもの、ジュクジュクしているもの、ベタベタするものなど種類がいくつかあり、顔や体、手足などあらゆる場所に現れます。それぞれの診断名も違うため、症状による違いから見極める必要があります。

◆赤ちゃんは湿疹になりやすいのはなぜ?

母ちゃんは大人と比較すると、どうして赤ちゃんの肌は湿疹が起こりやすいのでしょうか?その主な原因は3つ挙げられます。

<赤ちゃんの湿疹になりやすい3つの原因>
・皮脂と汗の分泌量が多い点
・肌が乾燥しやすい点

・皮膚の角質層が薄い点

これらの理由から肌に炎症をおこしやすく、様々な症状が現れてくるのです。

◆乳幼児の湿疹の種類とは

乳幼児の湿疹には主に下記の様な湿疹があります。

<乳幼児の湿疹の種類とは>
・オムツかぶれ
・汗疹(あせも)
・新生児ニキビ
・乳児脂漏性湿疹
・乾燥性皮膚炎
・アトピー性皮膚炎

等があります。

赤ちゃんの肌は新陳代謝が活発で、特に新生児期から生後3ヶ月頃まではママの女性ホルモンの影響で皮脂が多く分泌されます。一方で、毛穴はまだ小さいため、皮脂が詰まりやすく「乳児脂漏性湿疹」や「新生児ニキビ」を引き起こしてしまうのです。

1.汗疹(あせも)
あせもは、汗が多すぎて汗腺の出口が詰まってしまうことが原因で起こります。汗腺の炎症なので、汗腺の出口がブツブツと赤くなります。汗をかきやすかったり、汗がたまりやすかったりする部分に発疹ができます。

2.オムツかぶれ

オムツかぶれは、おむつの中で長時間うんちやおしっこに触れていることが主な原因で起こります。皮膚の炎症なので、汗腺に関係なく、おしり全体が赤くただれたり、ブツブツとした発疹ができます。あせもと異なるのは、おむつの当たる部分だけに発症することです。

3.新生児ニキビ

面皰とは、ニキビの初期症状として現れ始める、白もしくは肌色の小さなぽつぽつです。適切なケアをすることで、生後3か月くらいまでには治ることが多いようです。

母親からの性ホルモンの影響で、皮脂の過剰分泌、皮膚表面がぶつぶつとした「毛孔部角化症」が生じます。多くは放置していても2~3か月で自然に軽減しますが、皮脂分泌が多い新生児では、皮脂が毛穴に溜まりやくなり、新生児ニキビができる主な原因と考えられます。

また、外部からの刺激や、赤ちゃん自身がかきむしったりすることで症状を悪化させてしまうケースもあります。

 

4.乳児脂漏性湿疹

生後1か月~2才までの生まれたての赤ちゃんは、お母さんの体内のホルモンに影響されているので、皮脂の分泌が盛んになっています。

そのため、耳の周辺や頭皮など、洗い方が不十分であった場合、厚くて黄色のかさぶたが出てきたり、皮脂線の多い顔面や頭部、耳の周りなどにできやすく、赤く腫れあがったり、じくじくしたものやかさぶた状のもの等様々な湿疹が生じます。これを乳児性脂漏性湿疹といいます。

5.乾燥性皮膚炎
生後3ヶ月頃になると、赤ちゃんの肌は、皮脂の分泌が落ち着くため、乾燥に弱くなります。

赤ちゃんの肌が乾燥に耐えられないと、湿疹ができてしまいますが、これを「乾燥性皮膚炎」といいます。

特に、生後3ヶ月以降に冬を迎える7~10月生まれの赤ちゃんは注意が必要です。

6.アトピー性皮膚炎

かゆみをともないます。首やひじ、ひざの裏などの屈伸する部位や外界からの刺激を受けやすい場所に現れます。血液検査において血清IgE値の上昇がみられます。

肌の角質層は、潤いを保ったり、有害物質の侵入を防いだりする大切な役目があります。

しかし、赤ちゃんは角質層が未熟で薄いために肌がダメージを受けやすく、おむつかぶれやあせも、また寒暖差やハウスダスト・ダニなどのアレルギー反応の一つの症状として湿疹が出やすくなります。

新生児期から乳児期にかけては原因を特定することが難しく、乳児湿疹として扱われますが、成長するにつれて原因がわかりやすくなります。

◆乳児湿疹の対処法とは

<汗疹の場合>

生後1か月の赤ちゃんにはあせもも多く、夏だけでなく、冬場でも洋服の着せすぎや暖房のきかせすぎであせもになることもあります。

このころの赤ちゃんのあせもは胸腹部にぽつぽつと赤い細かい斑点ができることが多く、対策としては、とにかく皮膚にアンモニアの成分を残さないことが重要です。汗をかいたらシャワーや蒸しタオルで汗の成分をすぐ落とし、肌着を着替えさせましょう。

<新生児ニキビの場合>

新生児はよだれ、おっぱいやミルクを吐いたり、汗をかいたり汚れやすく、皮膚と皮膚が重なっているところが多く、主に顔や首から胸にかけて、頭の生え際に湿疹ができやすいのです。

新生児の湿疹は、通称「赤ちゃんニキビ」といわれる「乳児湿疹」が最も多く、生後1か月がピークで、長引く赤ちゃんは生後2か月まで続く赤ちゃんもいます。

しかしこれは病気ではなく、赤ちゃんの顔などを清潔にしておけば自然と治っていきます。

特に顔は濡れたガーゼでふくだけでなく、盛んな皮脂の分泌による汚れを取るためにも、石鹸で洗ってあげることをオススメします。

ただし、泡をそっと塗っただけでは効果はないので、指の平でごしごし洗うか、柔らかいガーゼで優しく洗ってあげましょう。

<脂漏性湿疹の場合の対処法とは>

首より上にできることが多く、頭皮が黄色いかさぶたのようなもので覆われたり、眉毛の中、おでこ、ほっぺにフケのようなかさかさしたものができたり、赤い湿疹として現れる湿疹は、脂漏性湿疹といいます。

これは生後数週間から4ヶ月くらいまでの多くの乳児によくみられ、大抵は肌のバリア機能が整う1歳ごろに治ります。

時期が早ければ早いほど、アトピー性皮膚炎との判別が難しくなりますが、アトピーは慢性的で、強いかゆみやアレルゲンの存在などの特徴があるので全くの別物です。

脂漏性湿疹の原因は、皮脂の分泌が盛んで、肌に汗や皮脂がたまって汚れやすい状態にあるうえに、皮脂の出口である毛穴が未発達なため詰まりやすいことです。

また、分泌された皮脂が肌表面の常在菌を異常繁殖させたり、空気中の酸素と結びつくことでさらに強い刺激となることも原因と考えられます。

この脂漏性湿疹は原因そのものに働きかけるということはできないので、皮脂汚れを落とし、清潔さを保つことが1番のケアとなります。毎日しっかりと皮膚やかさぶたの上の脂を落とすことが大切です。

 

 ◆アトピー性皮膚炎と乳児湿疹の見分け方とは

乳児湿疹は、肌にポツポツができたり、赤くなり、水ぶくれのようなものができる場合もあります。頭皮がうろこのようにはがれたりなどのちょっと信じがたい症状も現れます。

乾燥するタイプからグチュグチュと湿っているタイプと様々です。症状は、顔から頬、おでこや頭皮、お腹や背中まで全身にできることがあります。

これに対して、アレルギー皮膚炎は乳児湿疹とは特徴が少し異なります。アレルギー皮膚炎は、皮膚にアレルギー反応が出て、炎症の症状が表れます。何かしらの原因になるアレルギー物質があるので、赤ちゃんでも十分あり得るのです。

症状は、頭皮や顔、耳やひじ、ひざ裏などに強い痒みを伴いながら起こります。また、皮膚が切れてしまうこともあります。良くなったかと思えば、悪くなったりと湿疹を繰り返し起こすことが特徴的です。

<アレルギー皮膚炎の対処法について>
アレルゲンが特定できない限りは、刺激を加えないように心がけ、常に清潔に保つケアをしましょう。日々の生活環境をふりかえり、どんなときにアトピーの症状が現れるのかを考え、悪化する原因を未然に防ぐことが大切です。

また、病院を受診しアレルギー検査を受けて、悪化因子を調べる方法もよいでしょう。

◆まとめ

乳児湿疹は、きちんとケアをすることで悪化を防ぐことができます。ただ、原因によっては症状が良くならず、長引くことも。普段から子供の肌の様子を見ながら、どんなときに湿疹が出るのか確認しましょう。肌質や原因を知ることで、防ぎやすくなります。また、少しでも症状が悪くなるようであれば皮膚科を受診して、早めの対策を取ることが大切なんです。




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